コンパニオン診断検査

※HER2FISH法提出方法

１．検査材料について
①未染標本スライド
切片の厚さは5μmでシランなどのコーティング・スライドを使用し、37℃恒温槽で乾燥させた後、ご提出ください。
②パラフィンブロック
パラフィンブロックで受託した場合、未染標本作成のため、所要日数は概ね2日延長します。

２．各種条件
①推奨固定時間
切除材料24〜48時間（乳癌）　18〜24時間（胃癌）
針生検材料6〜8時間（乳癌）　生検材料6〜8時間（胃癌）
②推奨固定液
10％緩衝中性ホルマリン

３．その他注意事項
・薄切後長時間放置（薄切から6週間以上）された未染色標本、浸潤癌が含まれていないもの、厚い組織切片（5μｍ以上）
などは適さない。
・過去の種々の条件で作製された標本でHER2FISH法検査をする場合、必ずしもすべての標本でHER2FISH法検査が
可能であるとは限らない。

４．検査対象
乳癌、胃癌の原発巣または転移巣組織。